
こんにちは、司法書士・行政書士 菊池俊幸です。
業務で遺言書作成の支援を行っていますが、公正証書遺言作成のため公証役場に出向くときに、遺言者の家が近い場合は私の車で同乗して公証役場に行ったりします。
公正証書遺言を作り終えて、私の車に同乗して帰る車の中で、「これでいつ死んでも安心だ。」、「これでやっと清々しい気分になれた。今日は、お祝いでおいしいものを食べに行く。」というような話をされて、ものすごく安堵されて柔らかい表情をされる方が多いです。大体いつもこんな話をされるので私の方は、「そんなこと言わずにまだ元気なんだから、100歳超えるまで生きてくださいよ~。」という話をしながら帰っています。
毎回、遺言書を作るという行為は、こんなにも心配や不安を解消させ、心に安堵感をもたらす行為なのかとしみじみ感じさせられます。
私のところに遺言作成の相談に来られる方は、父又は母と親の面倒を見ている子とが一緒に、父又は母の相続時にもしかすると揉めるかもしれないと心配されて来られることが多いです。
相続が発生しても、兄弟間で揉めることもなく杞憂に終わることも多いと思います。もしそうだったとしても、遺言作成で心配や不安が解消し、こんなにも安堵感を得られるのであれば、心配になることが少しでもある方は遺言書を作成しておくことをお勧めします。